新型コロナウィルスによるパンデミック発生を受け、世界中の人が環境や情勢の変化にストレスを感じています。そのストレスを感じ取って心を痛めている子どもも多いと聞きます。子どもの小さな心の変化に目を向け、丁寧に話を聞いていくにはどうしたらいいのでしょうか？
前回のブログでご紹介したWHOの提案にもありますが、ここはもう一度「新型コロナウィルス」とは何かを親子で一緒に話しあう時間も大切かもしれません。以下、子どもの心のケアのページでもご紹介しているJAMSNET東京のまとめた資料を一部転載します。
1、子ども向けの動画
①しんがたコロナってなんだろな〜子供のための新型コロナ予防（国立成育医療研究センター、田中恭子医師監修）
②きみだからできること〜子供のための新型コロナ予防（国立成育医療研
究センター、田中恭子医師監修）
③「健康戦士コロタイジャー」えいせいレッド編（静岡大学・法政大学・Shizuoka Performing Arts Center : SPACの有志メンバー作成）
④ウィルスの次にやってくるもの（日本赤十字社作成）
最初２つの動画は絵も音楽もとても上品で作り手の暖かいメッセージがじんわり心に響きます。ただ、文字を読み上げる音声がないため、文字の読めない3歳の次女には分かりにくいようでした。一方、趣旨は同じですが、伝え方が全く異なる3つ目の動画は長女も次女もかぶりついていました。子どもはヒーローものが本当に好きです。覚えやすい歌もまた勇気を与えてくれるようです。
４つ目の動画は、ブログでもご紹介した日本赤十字社の作成した「コロナウィルスの３つの顔」の続編。ウィルスの次に人々に広まる恐怖感とその対策をアニメと音楽で分かりやすく伝えてくれています。恐怖というオバケが消え人々の笑顔が溢れる場面を見て長女はホッと胸をなで下ろしていました。
小さなお子さんには動画の方が導入しやすいように思いますが、分かりやすくオススメの資料も子ども向けと保護者向けに分けてご紹介します。
2、子ども向けの資料
①「コロナウィルスってなんだろう？」（藤田医科大学感染症科作成版）
＊こちらの資料はCBCテレビが動画に作成し直したものもあります。
②Q&A｢新しい感染症との向き合い方 わかんないよね新型コロナ｣(日本科学未来館）
③「新型コロナウィルスげき退作戦！」（佐久医師会作成）
④子供の科学 無料公開特設サイト（5月6日まで無料公開）
3、保護者向けの資料
①「新型コロナウィルスのもとで子ども達を支えるために」（佐久医師会作成）
②親子で読みたい新型コロナウイルス感染症予防〜子どもが自身で気をつけられるポイント（坂本昌彦先生 メディカルノートHP）
③「新型コロナウイルス感染症に対する不安」に大人や子どもがどう向き合えばいいのかリーフレット（大湫病院児童精神医療センター 関正樹先生作成）
動画同様に資料はいずれも分かりやすく、理解を深めることが安心に繋がることを実感させてくれます。私自身、どうすることもできない未来を不安に思うより、今できることを明確にして楽しく取り組まないと！と勇気付けられました。
新型コロナウィルスってなんだろう？自分達にできることはなんだろう？
家庭内でのこのシンプルな問いかけこそが、子どもの心に向き合う「今」のキーワードなのかもしれません。仁美
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