数日前に大統領がマスク着用を勧告してから、ここサンディエゴでも外出時にマスクを着用する人が増えています。花粉症対策などで日本人はマスク着用に慣れているかと思いますが、COVID-19対策としてのマスク着用の目的と効果的な使用方法についてご紹介したいと思います。
医療従事者が使うN95は、0.3ミクロンの粒子を95%除去できるといわれていますが、コロナウィルスの大きさは0.1ミクロン(10の6乗分の1メーター)以下。微細なウィルスはマスクのフィルターは通過してしまいますから、医療従事者はマスクの縁と顔表面の隙間からの漏れを少しでもなくすため、事前にN95のフィットテストをした上で使用しているそうです。となると、通常のマスク着用でウィルス侵入を防御することは不可能なのかもしれません。しかし、口から飛散する飛沫の大きさは外務省HPによると5ミクロン以上の大きさ。
飛沫感染しない、させないという目的では、マスク着用はとても効果的な訳です。
ただ、マスク着用時にフィット感を確認したり、痒い部分を掻いたりしていませんか?買い物中に何気なくマスクに手を触れると、せっかくのマスク着用の意味がありません。商品やカート、自身の財布などに触れた手にウィルスが付いている可能性もあるからです。
車で買い物に行く場合は、マスクの着脱は車の外で!車に戻ったら、マスクはジップロック等に収め、必ず手のアルコール消毒をしてから運転して下さい。マスクそのものにウィルスが付着している可能性もありますから、車中に持ち込んでしまっては意味がありません。用心に用心を重ねて買い物に使い捨て手袋を使う方も、車に乗り込む前には外さないと意味がないことになります。
帰宅後は必ず手洗い!使用したマスクの消毒も!
買い物した物品の消毒方法についてはすでにご存知の方も多いかと思いますが、米国の家庭医が紹介するこちらのサイトをご覧ください。日本語字幕も選択できます。サイト内で紹介されている野菜や果物の洗い方は水洗いに推奨し直されていますが、「おこもり中のストレスを減らし家族の健康を保つアイデア3つ」で紹介されているveggie washの利用も食品の安全を守る良いアイデアです。
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